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京都の中年風俗バイト嬢

中年女性が電話にでた。「あの。グラマーで髮の長い、キュートな奥さんがいいですね」「はいはい。おりますよ。ぴったりの人妻が。お近くの喫茶に入っていただいて、もう一度お電話してください。10分程度でうかがいます」喫茶室ルノアールに入ると、ほぼ満席の客がいっせいにこちらに視線をむけたような気がする。

すぐに電話するのも、こっちの意図が見透かされているようで、肩に力が入ったままコーヒーをすすり、用を思い出したかのように電話にむかった。おなじ女が電話にでて、「すぐにむかいます」と言った。店の朝刊を広げて待つこと15分、「はじめまして」と声がした。見上げると、茶髮の30歳前後の女が微笑んでいる。グラマーというよりも骨太、ダイエット中のデビル雅美といった奥さんである。ま、現実はこんなもんだろう。愛果さんと名乘る自己申告26歳の風俗バイト人妻と階段を下りていった。

途中、愛果さんから腕をくんでくる。「こうやって腕くんで歩くのが好きなお客さんが多いんですよ。待ち合わせはほんとはホテルなんですけど」その愛果さんと腕をくみながら、昼間の街をそぞろ歩く。ピンサロが立ち並ぶ一角には、パンチパーマの呼び込みたちが手をこねくりながら客引きしている。私と愛果さんが腕をくみながらその前を歩くと、いっせいに呼び込みたちの粘つく視線がからみついてきた。まっ昼間からうまいことやりやがって、とでも思っているのだろう。